2016年3月31日木曜日

「福島に被ばく者手帳を作る会」発起人たちの素性





「福島に被ばく者手帳を作る会」の発起人のうち、ここでは以下の三者についてピックアップします。



会代表:三田公美子氏
副代表:吉田孝司氏
事務局長:博多美保子氏






これらも情報のひとつとして後は各自、御自分で判断して下さい。



偽寄稿:被ばく「効能」強調、実在教授名を使う

--郡山のタウン紙 /福島

2011年6月15日 毎日新聞 地方版
郡山市で12万部を発行するタウン情報紙「ザ・ウィークリー」(5月7日号)が、放射線で「頭もよくなった」などと被ばくの“効能”を強調する記事を、実在の大学教授からの寄稿と偽って掲載したことが分かった。

名前を使われた長崎大特任教授の宮里達郎氏(69)は「寄稿した事実はない。私が被爆者であることや肩書が勝手に使用されたのではないか」と話し、法的措置を検討している。
同号には「特別寄稿 福島への手紙1『長崎から』」との見出しで
「長崎では被爆者が『原爆投下直後に、どんな野菜でも魚でも平気で食べた。おかげさまで、身体は元気で頭もよくなった。世間では何を騒いでいるのか!』と話しています」
「被爆者は長命であるとのデータもあります」などと書かれ、「九州工業大学学長 宮里達郎」との署名がある。
宮里氏は、同紙の編集者と面識はなく、「学長」も8年前に退任している。

宮里氏の知り合いの別の大学教授が郡山市で講演した際、宮里氏との個人的な会話やメールのやり取りを紹介。

その後、大学教授が講演メモを編集者に渡したことから宮里氏の名前が使われたとみられる。
記事は複数のインターネットのブログで取り上げられ、「非科学的」などと宮里氏を批判する書き込みが相次いだ。

毎日新聞の取材に対し、情報紙を発行する「企画室コア」の三田公美子社長は宮里氏に謝罪したことを認め、「メモを基に、自分が書いた。福島の人を元気づけようと思い、深くは考えなかった」と話した。
【坂本智尚】毎日新聞

つまり、山下俊一氏(長崎大学)から受け取った講演メモをもとに、実在する他人の名前を勝手に使用して捏造した内容を、三田氏自らが代表を務めるタウン紙に記事として掲載した経歴がある人物でした。
嘘の記事に被爆者まで利用しており悪質と言わざるをえません。
原爆症で亡くなられた方や苦しんでこられた方は多くいます。
「深くは考えなかった」という三田氏の言葉にも驚かされます。

三田氏が捏造した記事の全文はこちら

http://yarakashita0311.wiki.fc2.com/wiki/%E4%B8%89%E7%94%B0%E5%85%AC%E7%BE%8E%E5%AD%90


http://nkdm4.blogspot.jp/2011/06/blog-post_15.html




以下は博多美保子氏(郡山市歯科医)がパネリスト参加した伊達市シンポジウム。他の参加者氏名にも御注目いただきたい。
2015年2月3日(火)、福島県伊達市のりょうぜん里山がっこうにて、日本サイエンスコミュニケーション協会主催によるシンポジウム「出荷制限値100Bq/kgは厳守しつつ、どうしても食べたい地元民のための目安としての摂取制限値(1,000Bq/kg)の提案」が行われ、
五十嵐泰正氏(筑波大学)、浦島充佳氏(東京慈恵会医科大学)、越智小枝氏(相馬中央病院)
博多美保子氏(博多歯科クリニック)、ルードヴィーク・ドブジンスキ氏(ポーランド国立原子研究センター)、半谷輝己氏(地域メディエーター)らが登壇した。


日経新聞が伝えた記事(抜粋)
「2時間を超える議論の終りで、司会者が決を採った。当初、提案された1000ベクレルの基準設定は同意を得られず、「摂取制限の撤回を求める」ことで参加者の意見は一致した。自主的な判断で食べてもよいことにせよとの主張だ。「意外な着地点だった。そこまでいくとは思っていなかった」とコーディネーターの半谷氏はまとめた。この結果は食品安全委員会などに要望として提出するという」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO83702130W5A220C1000000/

女性自身が伝えた記事では「洗脳シンポジウム」と批判的な内容。(抜粋)
「このシンポジウムのホームページには、「参加する専門家の渡航費・交通費は東京電力が福島復興およびリスクコミュニケーションの一環として負担しています」と書かれている。かつて国や自治体、東電が一体となって原発安全論をふりまいていたように、今度は放射能安全神話を刷り込もうとしているのか」
(記事リンク)
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/social/11485


その約1か月半前(2014年12月20日)には、都内某所で行われた「800ベクレル福島産イノシシ鍋を食する会」が、東京工業大学の澤田哲生により企画されており、半谷輝己氏も参加しています。この模様はニコニコ生放送で動画配信。
パネリストとして博多美保子氏が参加した福島県伊達市シンポジウムも同様の趣旨を持つものです。

これらの企画内容自体をどう観るかの意見や判断についてまで、ここでブログ筆者が詳しく触れるつもりはありません。
博多美保子氏が参加」という事実のみ指摘しておきます。
ただ、被ばくに関してこういう考え方(許容範囲)をお持ちの方が、原発事故の被ばく被害を前提とし「被ばく者手帳、および公的医療費の保障を求めていく」会の発起人であるというのは随分と矛盾した話ですね。それは会代表の三田氏についても同様でしょう。

また三田氏は、いわき市出身の岩城光英氏(自由民主党、福島県連会長、現安倍内閣・法務大臣)の後援会長をされているようです。

ちなみに岩城氏といえば、高市早苗氏と同日に靖国参拝したことなども報じられました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201510/CK2015101902000117.html

もちろん三田氏が個人的な立場で岩城氏の後援会長をされていること自体に問題はありません。
ただし、「福島に被ばく者手帳を作る会」はポリシーを以下のように謳っていますので、果たして本当にこのように言い切れるのかどうか。言葉が空虚に聞こえなくもありません。


そして「日本原子力学会」の機関誌にも文章を寄稿している博多美保子氏。本業は歯科医師ですが、こんなところとも繋がりをお持ちです。


吉田孝司氏(郡山市医師)には「逮捕」の過去報道がありました。


DV防止法違反容疑: 福島県の医師を逮捕

2014年1月22日 千葉日報
千葉南署は21日、DV防止法違反(保護命令)の疑いで福島県郡山市鶴見坦2、医師、吉田孝司容疑者(35)を逮捕した。
逮捕容疑は、内縁関係だった女性(32)=千葉県内在住=に電話などを禁じる保護命令を福島地裁郡山支部から受けていたにもかかわらず、昨年10月27日~11月20日ごろまでの間、復縁を迫る内容などのメール41通を送信したり電話を9回かけた疑い。
同署によると、2人は郡山市内で同居していた。吉田容疑者の暴力が原因で、女性は昨年10月に千葉県内に転居し、12月26日に同署に被害を届け出た。吉田容疑者は「謝罪や、安否を確認したかった」と容疑を認めている。
共同通信

吉田孝司氏は「福島県民の健康長寿を本気で考える会」の代表なのですね。


「福島に被ばく者手帳を作る会」は、年会費として毎年、2000円を払うのが会員条件のようです。寄付は一口、1万円。
会によると「数千人規模で会員を集めたい」とのことです。


「福島に被ばく者手帳を作る会」発起人たちの素性(その2)
https://renree.blogspot.jp/2016/04/2.html

【ご注意】
本記事は当ブログ筆者が集めた情報の中から選択を行い、私見にもとづく個人的感想を述べたものです。
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